2008年4月の記事一覧

OB稽古会

曇り時々雨というあいにくの天気でしたが、東京は汐留にある日通本社では
学生が企画したOB稽古会が盛大に開催されました。
参加した30名強のOB・OGは、助監督の電話攻撃の効果か 平成年代卒が圧倒的。

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集合写真を大きくして見る場合はこちらをクリック→集合写真・大

≪OBの様子≫

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稽古が終わって外に出ると、降っていた雨も止んで、清々しい夕暮れ。
久しぶりに会った三木君(平成2年卒)の、
「高槻先輩も、20年前と全然変わりませんね!」
というお世辞をマに受けたわたしは、
すっかりいい気分になって日通道場を後にしたのでした。ちょっとすり足気味で。

OB、OGのみなさん、お疲れさまでした。
学生の皆さん、次の企画を楽しみにしています。

<附録>
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日通の自動販売機。思わず買い占め。

4月20日(日)に開催された日中明三大学定期戦で、中大が大勝したと聞き
(詳細は、剣道部のHPに掲載予定です。少々お待ち下さい)
なにか、日中明の記録がないかな…と探してみたら、ありました。

2006年の夏に、金子政明先輩(昭和18年卒)よりお借りした写真です。
金子先輩の記憶によると、昭和18年秋。12月の学徒出陣を控えた最後の試合。
二列目は当日の審判団と来賓の先生方で、左から5人目が故北島辰二師範。
後ろから二列目の右から7人目は、故須郷智先生。
この時も、中大の大勝だったそうで、金子先輩は前列左から2人目↓
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なお、角栄次郎先輩(昭和19年卒)にお借りした翌昭和19年の4月の写真
かあります。角先輩は前列右から2人目↓
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金子先輩から、この時代を振り返っての寄稿をいただいておりますので、
ここで紹介させていただきます。これらの写真の先輩の何名かは、
二度と中大の門をくぐることはありませんでした。
もう一度中大で剣道をしたいと願いつつ、願い叶わなかった先輩がいたこと、
そしてこの時代の先輩方がいて下さったからこそ、今の剣道部があるのだと
いうことを、忘れないようにしたいと思います。
________________________________

金子政明(昭和18年9月専門部法学科卒業) 

専門部剣士列伝余禄

太平洋戦争が勃発した昭和16年から17年そして18年の学徒出陣を
経て19年に至る当時の鮮明な記憶の抜粋である。

昭和16年度は鈴木英太郎先輩四段。
生まれは東京市本所石原町、出身校は全国に名声を馳せた巣鴨商業
出身で主将
90K余の体躯で身のこなし、剣捌きは抜群 試合巧者で俊才、輝かしい
剣暦の武者も学部在学中に志半ばで病死、黄泉(こうせん)の剣客となった。

昭和17年度は菊池信弘先輩四段で主将
茨城県染和田村出身、村長の息子
水戸の東武館で修行した逸材、流派は北辰一刀流、独特の茨木訛(なまり)、
気風(きっぷ)のよさ斗酒なお辞せず飄飄とした風貌、後輩の面倒をよく
みた先輩である。

昭和18年度松重祥治先輩四段で主将
山口県立柳井中学出身 国鉄の機関士の息子 性格は豪放磊落
名は体を表わし祥は吉祥 治は、なおしおさめる、快男子
学徒出陣で海軍航空隊に入隊、終戦時は海軍中尉、鹿児島県鹿屋の
特攻基地で沖縄出撃寸前であったとの風聞、
その後消息不明。

昭和19年は角栄次郎先輩で主将
人物評を述べるに当って筆者の独断と浅見であるが副将の二人に触れ
なければ意義がないと思う。

副将は鹿児島県都城出身で若松信夫
(註)剣友会会員名簿に掲載の昭和56年卒の愛媛県伊予郡双海町
出身の若松信夫先輩とは同姓同名であるが別人であると思う。

他の一人は、千葉商業出身 小柴勲

この三人は俗称三羽烏、三者三様の太刀捌き甲たり難く乙たり難し、
何れ劣らぬ美男剣士。テレビのない時代であったが若松信夫先輩、
小柴勲先輩も映画スターか、タレントにしたい好男子である。
三人にふさわしい当時の俗謡がある。

 腰の軍刀にすがりつき
 つれてゆきやんせ戦場え
 つれてゆくのはやすけれど
 女は乗せない戦闘機
 女乗せない戦闘機なら
 みどりの黒髪切りおとし
 軍服姿に身をやつし
 ついていきますどこまでも

筆者は 三人と地下の道場で稽古に明け暮れたことが
半世紀をすぎた今日でも 忘れられない青春の想い出として 
消え去ることはない。

(2006年7月記) 

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戦前の風呂場にて

先輩各位

学生から稽古会の連絡をいただきました。
GW前(真っ最中?)ではありますが、お時間の都合の付く方は是非、ご参加ください。
_________________________________

下記の日程でOB稽古会、並びに懇親会を行います。

*4月26日(土)

第一部 稽古会  15時~
       日本通運道場(本社ビル地下1階) (地図はこちら PDFへのリンク)
       最寄り駅:汐留駅(大江戸線またはゆりかもめ)、新橋駅
         〒105-8322 東京都港区東新橋1丁目9番3号 
 
第二部 懇親会  17時30頃~(準備出来次第) 
       日本通運本社ビル14階 社員食堂 会費5,000円

お忙しいとは思いますが、是非ともお足をお運びいただきますよう宜しくお願い申し上げます。
_________________________________

なお、また懇親会だけの参加も可能ですが
日通様へ入館するメンバーをまとめて提示することとなっております。
お忙しいとは存じますが、出席される先輩は必ず4/23(水)までに上村(助監督)または、主務深町までご連絡をお願いします。

大変恐縮ですが、日本通運道場付近には駐車場がございません。
加えて、懇親会でのビールを楽しみにされている先輩は、お車での参加はご遠慮いただきますようお願いいたします。

なお、日本通運のHPで、剣道部が紹介されていました↓

覇気 剣道部

監督の了戒先輩、助監督の松本先輩はじめ、中大のOBの方も紹介されています。

先輩各位

河本千仭先輩(昭和36年卒)が、ご逝去されました。

通夜 4月14日(月) 19:00~
告別式 4月15日(火) 12:00~

式場 和歌山アスタ
    和歌山市塩屋1-4-30
    電話番号 073-446-1788

喪主 河本昌代(妻)

謹んでご冥福をお祈りいたします。

中大の桜~体育館周辺~

ちょっとした用事があって、久しぶりに道場へ。
到着した時、道場には埼玉県警とトヨタ自動車が来場されて白熱した試合が展開されていましたが、あまりに桜が見事なのでそのまま素通りして、写真撮影に向かってしまいました。
高槻が在籍していた頃より桜の木が増え、満開の桜が本当に見事!
多摩校舎をご存知ない先輩もいらっしゃるかと思いますので、ここでお楽しみいただければと思い、沢山撮ってきました。

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(撮影 2008年4月5日 15:00~15:30)

中大の桜~正門周辺~

今から20年以上前の学生時代、
正門から徒歩15分の協力アパート(今はもうないだろうな。この意味分かる先輩、いらっしゃいますか)に住んでいたわたしは、毎朝毎晩、この正門と、その横のトンネルを通っていました。

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正門

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当時は道場へと続く↑ちょっとゆううつだった正門前のトンネル。
今はなんと、中大の敷地外へと続いてしまう…!!

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雪の中大も好きでしたが(↑この坂でスキーをやるのが夢だった)、
桜が増えた今となっては、やはりこの季節が最高だと実感。

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正門の遠く向こう、山もきれいな桜色。

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圧巻!

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茶室へ続く小道も桜色。

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旧中大正門の前では、どこかのサークルの新歓コンパが行われていました。
本当に楽しそう。

(撮影 2008年4月5日 15:00~15:30)

4月5日(土)。寮バスの上にも花びらが舞い降りる、絶好の花見日和。

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3年前の同じ時期、津村部長のお見舞いのために、同期で大学に集合したことを思い出します。部長に会う前の、あの時の桜は、私たちの目にはあまりきれいには写りませんでした。しかし今日の桜は最高の桜、忘れられない桜となりました。
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この日、平成元年卒業組の依頼により「津村部長とこの20年を語る」というテーマで座談会を開催することができました。
幸運にも、この日、出稽古に来場されていた金田先輩(昭和61年卒)と中山先輩(昭和62年卒:トヨタ自動車)、そして北原監督、上村助監督にもご同席いただき、過去4回の全日本優勝経験者が揃うという好機に、南平の「すし政」で長時間のロングインタビューとなりました。

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20年経って初めてできる話も多く、最初から最後まで大爆笑の連続となりました。
故中倉師範と故高木部長の思い出話、
合宿地の変遷理由、
20年前の、曾根・千葉の奇跡の連続二本勝ち (スコアはこちら)
寮での
「コテコテコテコテ~~~ッ 俺の小手だぁ~~っ!」(by K)
「どっちの小手でもええやろ! 廊下でやるなぁ~うるさい(怒)!」(by M.Nakayama)
…騒動など、楽しいながらも、時々しんみりとするひとときとなりました。

中大剣道部で良かった。

今日の、この会が、自分の20年を振り返るきっかけにもなりました。
中山先輩に「おばさん」と言われてガックリでしたが(議事録からは削除)、
「おばさん」もかけがえのない4年間に感謝する気持ちを新たにした、一日でした。

なおこの座談会の様子は100周年の記念誌で紹介されます。

参加者:津村部長、金田先輩、中山先輩
     尾方、渡辺、鷹巣、西川、高槻(平成元年組 5名)
ゲスト:北原監督、上村助監督

3月25日(火)、中央大学の卒業式がありました。テレビで蓮池薫さんの卒業のニュースを見て、剣道部の学生のことを想った先輩方も多いのではないでしょうか。
今回、剣道部を卒業された4名の先輩から、メッセージをいただきました。晴れて剣友会の一員となられた先輩方の、社会人としてのご活躍を心よりお祈りします。

(敬称略)

山本 健太(主将) (出身高校:長崎県 長崎南山高校)
四年間を振り返って思うことは、本当に充実していた四年間だった、ということです。辛いことや苦しいこと、色々ありましたが、仲間が支えてくれたお蔭で、私自身、主将として務めることができました。私はこの中央大学剣道部で逆境を乗り越える力が身についたと思います。これから社会に出てもくじけず前進していける自信がつきました。また在校生には、日本一という目標に向かって、チーム一丸となって日々精進してほしい、と願っています。応援しています。本当に四年間有難うございました。


前田 康博(主務) (出身高校:熊本県 九州学院高校)
中央大学剣道部が創部されて100年-。私は99年目という、できることなら一年プラスしてほしい年に卒業することとなった(笑)
四年間いろいろなことがありましたが、私は周囲の方々に本当に支えられました。厳しいながらも温かく見守ってくださった部長・監督・助監督・コーチ、いつも声をかけてくださった先輩方、アドバイスをくれたり、悩みを聞いてくれた部員、本当に感謝しています。私は人生の四年間という大学生生活を中央大学剣道部で過ごすことができて誇りに思います。これから社会に出て行きますが『中大剣道部魂』を忘れず、しっかり頑張っていきたいと思います。中央大学剣道部、本当に本当にありがとうございました。
 (肥後銀行に就職)


升田 良(寮長) (出身高校:愛媛県 新田高校)
私は中央大学剣道部、それ以前に中央大学すら知らず入学させてもらうことになりました。初めて寮に連れて来られた時は最悪な天候で、さらに部屋をみて衝撃を受けました。こんな所で生活はできないと思いましたが、最高の先輩、後輩そして同級生に恵まれ、次第に、南平寮がものすごく居心地の良い場所になっていきました。
稽古においては、今までの剣道人生の中で最高に剣道が面白いと感じられる環境でした。それは部長・監督・助監督・コーチ、OBの先輩方、父兄の方、部員全員が中大に対し誇りをもち、一生懸命取り組んでいたからだと思います。
こんな素晴らしい場所で剣道できたことに感謝しています。これからは、一、中大ファミリーとして少しでも力になれるように、自分自身を磨き努力していきます。
四年間ありがとうございました。
(大阪府警に就職)


青木 智(女子主将) (出身高校:神奈川県 横須賀高校)
剣道部では、最後まで諦めない心、自分の弱さに打ち勝つ力、お酒の注ぎ方、一発芸、そして何より仲間の大切さを学びました。
何か嫌なことがあっても、道場で仲間と竹刀を振れば忘れられた。
辛い練習も、仲間の顔を見ると、踏ん張れた。
いろんな涙を仲間と流した四年間、一生の宝物です。
みなさん、本当に有難うございました。
(キヤノンマーケティングジャパン株式会社に就職)

*個人情報に考慮し、掲載にあたり、各先輩のご了承をいただいております。

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