トロントでジェンダー問題を考える。

タイトルほど、大きな話ではありません。

前の記事で、潮部長に、カナダのマナーや文化をご紹介いただきました。 英語に不自由しない潮部長のこと、わざわざ教わったのではなく会話の中で気が付くことも多いのでしょうが、英語に不自由する私でも、気が付くことはあります。

某小劇場 (ほら、村本大輔氏の) で女性トイレを探していたときのこと。
2019washroom.jpg

大きな黒い扉、見上げるようにして読んだそのプレートに
2019washroom1.jpg
なるほど GENDER-NEUTRAL

ジェンダー - ニュートラル。
この記事を書くに当たり調べたところ、この言葉はここ20年ほどの歴史しかないようで、あえて日本語にするなら「男女共用トイレ」というより、性別の区別をしないトイレ。どうでしょうか<潮部長。
日本でも浸透している「バリアフリー」に比較して、なじみが薄い気がします。近くに「女性トイレ」もありましたが、あえて「GENDER-NEUTRAL」のドアを押しました。以来、日本でも同様に示されたトイレを探していますが発見に至らず。

なお、私は授業でトイレを「restroom」と習った世代ですが、それは米国でのもの。カナダでは上のプレートの通り「washroom」。潮部長ほどに語ることはできませんが、私も小さな気付きを楽しみながらトロントを歩いています。

そんなことはどうでもいいから、潮部長の原稿を早く紹介しろという声が聞こえます。はい、それでは後編へ。

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